女性の性病専門サイト監修：ミモザレディースクリニック

• 性器の周り、膣内がかゆい
• 赤い腫れがある
• ズキズキ・ヒリヒリとした感覚がある
• 排尿時にツーンとした痛みがある
• 性交時に膣の入口や奥が痛む
など

デリケートゾーンのかゆみ・痛みがあれば放置せずにご相談ください

性器の周り・膣内がかゆい

粘膜はバリア機能が弱いため、細菌やウイルスが侵入しやすい部位です。また、デリケートゾーンの高温多湿の環境は、病原体が繁殖するのにうってつけの条件が揃っています。

性感染症は単なるかぶれとは違って自然治癒しないので、性感染症由来のかゆみ・痛みは再発しやすい傾向にあります。放って置くと不妊や母子感染の原因となることもありますので、きちんと治療を受けて早く治すようにしましょう。

考えられる疾患

毛じらみ症

「ケジラミ」という寄生虫への感染が原因で起こります。感染部位（主に陰部）に強いかゆみが生じます。

ヘルペス

「単純ヘルペスウイルス」への感染によって起こります。感染部位に水疱（水ぶくれ）が生じ、かゆみや痛みが出ます。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

「マイコプラズマ・ウレアプラズマ」は、ともに細菌の一種です。症状の1つとして、感染部位のかゆみや排尿時の痛みやおりものの異常などがあげられます。菌の中には薬に耐性を持つものも存在します。

カンジダ

常在菌の1つである「真菌（カビ）」が原因で症状が現れます。外性器や膣内にかゆみが生じ、ヒリヒリとした感覚や熱感を伴うこともあります。

トリコモナス

「膣トリコモナス原虫」という寄生虫への感染で起こります。外性器や膣内のかゆみや痛み、腫れなどが生じることがあります。

性器の周り・膣内が痛い

剃毛や脱毛時の怪我などの外的要因以外で性器周辺に痛みが生じている場合、性感染症の疑いがあります。性器周辺にズキズキ・ヒリヒリとした痛み、排尿時のツーンとした痛み、下腹部の痛みなど、性感染症による痛みの種類はさまざまです。性感染症が原因となる痛みはおりものや炎症の増加、かゆみとともに起こることが多く、放置すると症状はどんどん悪化してしまいます。

また、急に性交時に痛みを感じるようになるのも性感染症が原因となっている可能性があります。他の症状も踏まえつつ、感染症の疑いがある場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。

考えられる疾患

クラミジア

細菌の一種である「クラミジア・トラコマティス」への感染が原因で起こります。症状の1つに下腹部の痛みがあげられます。症状が自覚できないほど軽微であることも多いです。

淋病

「淋菌」という細菌への感染によって起こります。下腹部の痛みや性交痛が出ることがありますが、無症状であるケースも多いです。

ヘルペス

「単純ヘルペスウイルス」への感染が原因で発症します。感染部位にかゆみや強い痛みを伴う水疱（水ぶくれ）が生じるのが特徴です。初感染時の症状が強い傾向にあり、発熱などを伴うこともあります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

肺炎の原因となる「マイコプラズマ・ウレアプラズマ」には、陰部に感染する種類も存在します。性器のかゆみやおりものの異常などの症状が出るほか、尿道の違和感、排尿時の痛みなどが起こることもあります。

カンジダ

常在菌の1つである「真菌（カビ）」が原因で発症します。外性器や膣内にかゆみが生じ、症状が強くなるとズキズキとした痛みを感じることもあります。

トリコモナス

「膣トリコモナス原虫」という寄生虫への感染が原因で発症します。症状の1つとして外性器や膣内のかゆみがあげられ、炎症の悪化によって痛みを感じるケースも存在します。