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放置することのリスク

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性感染症を放置すると

性感染症を放置すると

性感染症(性病)の多くは自然治癒せず、自覚症状がなくても病原体は体内に潜伏したままとなります。この状態でも徐々に進行するうえ、性行為を介して他人に感染を広げてしまいます。
性感染症は適切な治療で完治が見込めるケースも多いです。放置すると不妊や重篤な疾患のリスクを抱えることになりますので、ご自身やパートナーの大切な将来を守るためにも、体に違和感がある場合には大阪市中央区の谷町四丁目・谷町六丁目にあるミモザレディースクリニックへ早めにご相談ください。

性感染症の放置で起こること

症状が悪化する

性感染症に限ったことではありませんが、疾患を治療せずに放置すると症状を悪化させてしまいます。仮に性感染症自体の症状がなくても、その病原体が原因で骨盤内に炎症が起こると、発熱や強い腹痛、不正出血などを引き起こすこともあります。症状が軽ければ簡単な治療で済むことも多いですが、重症化した場合は治療時の負担も相応に大きくなるので、早めに治療を始めるようにしましょう。

性感染症の場合は自覚症状がなく、感染に気がつかないケースも多いです。しかし、その状態でも病原体は体内で増え、症状は徐々に進行します。次第に症状が強く現れることもありますので、体の微細な変化にも気を配ることが大切です。

パートナーへの感染や再感染を起こすリスクが高まる

治療をしなければ、性感染症の病原体は体内に残ったままです。その状態を放置すると、知らない間にパートナーへ感染を広げてしまうリスクがあります。

また、治療で性感染症を完治させたとしても、体は病原体への免疫を獲得しないことが多いです。そのため、ご自身が治っていてもパートナーが感染したままだと、同じ感染症に再び罹患する可能性があります(ピンポン感染)。性感染症の治療を受ける際には、ぜひパートナーと一緒の治療をご検討ください。

不妊の原因になる

性感染症に感染したまま放置すると、病原体が性器から体の奥へと進んで子宮に到達することがあります。感染によって子宮内に炎症が起きて卵管の閉塞や子宮内腔の癒着などが起きると受精卵が正しく着床できず、不妊や子宮外妊娠の原因となります。

「なかなか妊娠できないと悩んで、夫婦で検査を受けたら性感染症の放置が原因だった」というケースも存在します。性感染症は女性だけでなく男性不妊の原因にもなりますので、妊娠・出産を迎える前に検査(ブライダルチェック)を受けることもぜひご検討ください。

母子感染を起こす

母体が性感染症にかかっていると、妊娠中や出産時に赤ちゃんへ感染してしまうことがあります。生まれてくる赤ちゃんのためにも、妊娠前にはきちんと検査を受けることをおすすめします。
また、妊娠中に感染が発覚した場合は速やかに治療を受けることが大切です。

治療を受けることが大切です

HIV感染リスクの上昇

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染はエイズ発症の原因となります。エイズは体の免疫力を低下させてさまざまな症状を引き起こしますが、HIV自体の感染力は高くありません。しかし、性感染症に感染して性器に傷や潰瘍などが有ると、HIVへの感染リスクが高まる恐れがあります。また、HIV感染後に他の性感染症に罹患することで、症状の重症化が起こりやすいとされています。

命に関わるものもある

性感染症の中には進行すると重篤な症状を引き起こすものも存在します。梅毒やHIVなどが代表的で、これらの重症化は命に関わることもあります。とくに梅毒は「昔の病気」のようなイメージがあるかと思いますが、近年では感染拡大が続いているので注意が必要です。

しかし、梅毒やHIVはきちんと治療を受けることで完治、あるいは症状の抑制が見込める疾患です。治療薬の進歩によって、現在では普通に生活可能なレベルまで治すことができますので、まずは治療を受けることが大切です。