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各性病の潜伏期間

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潜伏期間とは

潜伏期間とは

性感染症(性病)に感染してもすぐに症状が出るとは限りません。それは性感染症には「潜伏期間」という、症状現出までのタイムラグがあるからです。潜伏期間は性感染症ごとに異なり、感染後数日のうちに症状が出るものもあれば、数週間経つまで症状が出ないものもあります。
また、感染しても自覚症状がまったく現れないこともあるので、きっかけがない限り自分では感染に気がつかないことも多いです。しかも、潜伏期間中で症状が出ていなくても他人にはうつるので、「感染に気がついた時には、周囲へ感染を広げた後だった」という事態もあり得ます。

検査可能時期について

性感染症の病原体に感染していても、検査によって感染を確認可能になるまでに一定の期間が必要となります。この期間のことを「検査可能時期」と言い、この時期よりも前に検査をしても正確な結果を得られない可能性があります。

なお、潜伏期間と同様に、検査可能時期も性感染症の種類ごとに異なります。感染の有無を早く知りたいというお気持ちも分かりますが、正確な検査のためには少し時間が必要です。

例外として、検査可能時期前であっても明確に症状が現れている場合は、迷わず医療機関を受診するようにしてください。

性感染症が不安な時にはいつでもご相談ください

上記のとおり、性感染症には潜伏期間や検査可能時期がありますので、正確な診断には時間がかかります。しかし、患者様の不安なお気持ちに寄り添うのも当クリニックの役割だと考えています。

大阪市中央区の谷町四丁目・谷町六丁目にあるミモザレディースクリニックでは、潜伏期間中からの早めの対応を心がけております。「パートナーが性感染症になった」「感染のリスクがある行為をした」など、感染への不安がある場合には、潜伏期間や検査可能時期は気にせず、いつでも当クリニックへご相談ください。

性感染症ごとの潜伏期間と検査可能時期

性感染症の潜伏期間は、その種類によって大きく異なります。たとえば淋病であれば、感染から2~7日ほどで症状が現れますが、HIVでは3か月以上経過しないと症状が現れません。
一般的な性感染症の潜伏期間と検査可能時期は以下のとおりです。参考にしてみてください。

検査可能時期
病名 潜伏期間 検査可能期間(感染機会からの経過時間)
クラミジア 1〜3週間 24時間以上
淋病 2〜7日 24時間以上
毛じらみ症 4〜8週間 24時間以上
HIV 2〜4週間 2週間以上
梅毒 3〜6週間 4週間以上
ヘルペス 2〜10日(初感染の場合) 24時間以上
カンジダ ー(潜伏期間の特定困難) 24時間以上
HPV(尖圭コンジローマ) 3週間〜8か月程度 症状がある時に視診で診断
マイコプラズマ・ウレアプラズマ 1〜5週間 24時間以上
トリコモナス 5〜10日程度 24時間以上
一般細菌 ー(原因となる細菌による) 35日程度(即日検査の場合は2か月)
B型肝炎 1〜6か月 6週間以上
C型肝炎 2週間〜6か月 6週間以上

※潜伏期間は個人差がありますので、上記はあくまで目安です。潜伏期間中や検査可能時期の前であっても、症状が出ている場合にはすぐに医療機関を受診してください。